「会話空間」の空気除菌とは?
空間の除菌を考える際に、もっとも重要であるのに気付いていないことがあります。
それは、エアロゾルは ”会話している間中、生まれ続けている”という事実です。
マイクロ飛沫感染とも、空気感染とも言われるのがエアロゾル感染。
このエアロゾル感染を防ぐために必要なのが「会話空間」の空気除菌という新発想なのです。
エアロゾルとは?
人が会話をし、息をするたびに排出されるのがエアロゾルです。
咳1つで1万個のエアロゾルが、そして、そのエアロゾルの中に含まれる10万個のウイルスが放出されると言われています。
もし、菌やウイルスに感染した方が室内にいた場合、会話によって排出された飛沫の一部はエアロゾルとなって空気中を浮遊し、大きな飛沫はおよそ50㎝以内に落下しますが、軽く小さなエアロゾルは空気中に残ります。
また、一度落ちた飛沫が乾燥し、再び空中に舞い上がりエアロゾルとなる事もあります。
つまり、細菌やウイルスは、会話の間中、次から次へと空気中に排出され続けているのです。
いま「会話空間」の空気除菌という新発想へ
会話空間は、次から次へと生まれてくる細菌・ウイルスでまさに”密”状態。
部屋置きの空気清浄機が処理する前に、エアロゾルはどんどん増加していきます。
この”密”状態の会話空間にあるエアロゾルを、安全に素早く処理できる、それこそが今求められる「会話空間」の空気除菌。
Air Guardian®︎は、そんな「会話空間」に着目した新発想の空気除菌装置です。
これまでの空気除菌の発想とは?
これまでは、空中に浮遊する細菌やウイルスの駆除のため、室内全体の空気除菌が必要だと思われてきました。
ですが、室内全体の空間を綺麗にするには時間がかかり、その一方でエアロゾルは次々と排出されていきます。
このことから、最も感染リスクの高い「会話空間」には空気清浄機を置いただけでは不十分だと言うことがわかってきたのです。
空気除菌装置と呼ばれる商品は、大きく分けると下記の3つに分類されます。
- 室内に薬液やオゾンを放出する放射型
- 室内の空気を吸い込み装置内で除菌する吸引型
- 紫外線や光を使った光線型
- 放射型の装置は、薬液やオゾンを放出して空気中を浮遊する細菌・ウイルスを除菌するというものです。この方法だと、薬液の粒子やオゾンが空気中で直接に細菌・ウイルスと接触せばならず、接触する確率を上げるためには濃度を上げる必要があります。
そうなると、人間がこれらの粒子を吸いこむことによる健康被害が懸念される一方で、広い室内空間全体の濃度を一定にコントロールすることは殆ど不可能なことと言えます。 - 吸引型には、吸い込んだ空気中の細菌・ウイルスを内部のフィルターで捕獲するもの・装置内で薬液を噴霧するタイプのものがあります。細菌やウイルスを捕獲できるフィルターはHEPAフィルターと呼ばれ、非常に効果の高いものですが、目詰まりを起こさぬよう何層ものプレフィルターを用いたり、大型の吸入ファンが必要となり、装置が大型化し高額となります。
このHEPAフィルターは取り扱いが難しく、定期的な交換の際には、費用が高額になることと、捕獲後の細菌・ウイルスが生存している場合があることに注意が必要です。装置内薬液噴霧タイプも同様に大型になりますが、装置内での除菌は可能であり、フィルタータイプ、装置内薬液噴霧タイプとも安全性は高いと考えられますが、電磁フィルターと呼ばれるものや、水洗いが可能なフィルターは効果が疑問視されています。 - 光線型は、紫外線を使い紫外線を直接空中に放射するタイプや吸入した空気に紫外線を当てて除菌するタイプがあります。
紫外線という電磁波は離れるにしたがって極端に効果が落ちますし、人体や生物が直接被爆すると非常に危険です。光触媒タイプは光触媒面に接触した細菌・ウイルスを死滅させることができますが、光触媒部分の表面数ミクロンの範囲でしか効果がない事から、残念ながら効果のある装置は開発されていません。
このように、市販される部屋置き装置には効果の疑われるものもあり、効果はあっても時間がかかることや、更には空調設備が吸引した空気の経路から感染した事例が報告されている点にも注意が必要です。
このことから近年では、エアロゾル発生源である「会話空間」を効果的に除菌する事の必要性が明らかになってきました。
人の傍に置いて邪魔にならない、安全を考慮した効果的な除菌装置、それが“感染時代”に求められるアイテムなのです。
「会話空間」空気除菌に適した方法は?
では、新発想の「会話空間」の空気を除菌するために適した方法とは何なのでしょうか。
一般的な除菌方法は、主に下記の3つに分けられます。
- 物理的除菌
- 酸化作用による除菌
- 放射線による除菌
- 物理的除菌は、HEPA(High Efficiency Particulate Air) フィルター(代表的なもので0.3μm以上の粒子を99.97%以上とれる高性能フィルター)によって物理的に除菌する方法です。
- 酸化作用による除菌は、次亜塩素酸水、オゾン、マイナスイオン、光触媒などを利用して除菌する方法です。
- 放射線による除菌には「紫外線による除菌」が含まれ、特にC波と呼ばれる波長の短い(100nm~280nm)、地表には到達しない強力な紫外線が用いられます。
上記の3つの除菌方法はそれぞれに、細菌・ウイルスには効果が有るものとされています(マイナスイオンについては、その有効性に議論があります)が、「会話空間」の空気除菌という見方からは、マイナスの面もあります。
- HEPAフィルターは安全ですが、大型でランニングコストが高く、フィルター内でのカビの発生や細菌・ウイルスがフィルター内で生存している可能性もあり、会話の傍に置ける、そんな空間除菌には向いていません。
- 酸化作用で除菌をするものは、空中で細菌やウイルスと接触しないと効果が有りません。
次亜塩素散水、オゾンやマイナスイオンは空間に噴霧された場合の濃度の調整が難しい事で知られています。とくにオゾンは強力であるが故、濃度が高いと人体に及ぼす健康被害は注意が必要です。
光触媒は、その点金属表面数ミクロンしか効果がないため有害ではないのですが、反面金属表面に接触した細菌・ウイルスにしか効果がないため、大量の空気を短時間に処理しようとすると、大きな接触面積を必要とします。 - 紫外線は自然界では太陽光に含まれる目に見えない波長の短い電磁波で、波長に応じてA波・ B波・ C波に区分されます。A波・B波は波長280nm(*ナノメートル)から400nmで地表に届き、“日光消毒”といわれる殺菌に利用されることもありますが、人体の日焼けなどを引き起こします。C波は更に短い波長100nm~280nmの非常に強力な殺菌能力をもつ電磁波で、被爆すると白内障や皮膚がんを起こす原因となりますが、オゾン層によって吸収されて地上には届きません。
この紫外線C波の中でも特に260nm近辺の波長は 他の波長に比べて数倍から数十倍もの殺菌効果がありますが、強力であるがゆえに人体への健康被害やプラスチック素材の劣化などを引き起こすことから、直接空間に照射することはできません。(*ナノメートル:100万分の1ミリメートル)
そこで考えたのがAir Guardian®︎でした
コロナ禍のみならず、今後もパンデミックが発生するかもしれない ”感染時代” 。
そんな中でわたしたちは、お年寄りや体の弱い人も含め、誰もが安心して暮らせるように、エアロゾルが次々と発生する「会話空間」に着目した空気除菌装置が必要なのではないかと考えました。
選んだのは、菌やウイルスを瞬時に除菌できる強力な威力を持つ紫外線C波。
この紫外線C波を利用して、漏れなく短期間で空気を除菌できる、今までにない安全な装置を作れないだろうか。
そうして生まれたのがAir Guardian®︎です。
- 紫外線C波の持つ確かな殺菌力をさらに高める多重反射
- 頑丈なスティール製の2重構造・空気の流れを工夫した紫外線が外に漏れない安全設計
Air Guardian®︎の新発想と新技術で、あなたと、あなたの大切な人を守ります。